さて、タイトルの通り今回は
軽貨物におけるおすすめの中古の軽バンは?
失敗しない方法は?
について解説していこうと思います。
おそらくこの記事を見ているみなさんは
今は月額6万円くらいで会社から軽バンをレンタルしていているけど高くねえ?買った方が安いっしょ!
とか
この間20万の車見つけたんだけど!でも20万は流石に安すぎじゃね!?大丈夫なの?
とか
中古の軽バンだから燃費が悪いのはわかってるけど、燃費が良いメーカーってあるの?
といった事を考えて当ブログに辿り着いて頂いたと思います。
結論から言うと、
中古の軽バンにおすすめのメーカーも何もない。
です。
まずは中古の軽バンの
メリット。
デメリット。
中古の軽バンを運転して起こった実際に私の現場での体験談を踏まえてから解説していきます。
中古の軽バンのメリット デメリット 実例
メリット
もうこれは言うまでもなくお金が安く済む。です。
例えば、30万の車を買って2年間使えたら単純に月12500円。1年間だけでも月25000円で済みます。
月6万円でレンタルしている場合、半年で元が取れてしまうわけです。
デメリット
① 燃費が悪い。
これも当たり前の話になりますが、使えば使うほど車の燃費は悪くなります。
どれくらい古い車を買うかにもよりますが、例えば30万くらいの車になると、新車と比べて冗談抜きで2倍近くガソリンを使います。
要するに、6日に一回のガソリン補給で良かったものが中古になると3日に一回補給しなくちゃいけなくなるということですね。
ガソリン代、年間で計算するととんでもなく差が出ますね笑!
② 急に動かなくなる。
はい、これですね。
まぁ本当に動かなくなります笑。理由なんて分かりません。まぁ、古いからとでも言いましょうか、マジで特に安い中古軽バンは動かなくなります笑
っていうかもうこの事を言いたくてこの記事を書いたようなものです笑。
中古の軽バンを運転して起こったトラブル。実体験。
具体例を載せます。実際に私の周りで起きたことです。
誰もが知ってる大都会の駅前交差点の曲がり角で故障。超大渋滞を起こす。
軽バンは金を産むんですと30万円の車を買ってレンタル業を開始した業者。2ヶ月後に故障。また30万の車を購入してレンタル再開(またおんなじの買うんかい)
途中でブレーキがパスパス言い効きが悪くなってあわや追突事故。
走ってる最中に煙が出てきてそのままレッカー行き。原因は不明。
早朝大通りを走ってる最中に動かなくなりエンジンが掛からなくなる。大渋滞。
細い砂利道で故障。助けを呼んで手で押してなんとか大通りまで運ぶ。
早朝勤務に向かう途中故障。大渋滞、勤務地に向かえず他社のドライバーに助けてもらう羽目に。
大体やらかしてる軽バンはこんな感じです。↓
今述べた例はここ最近(この記事を書いている大体1ヶ月以内)私の現場で起きた、ぱーと思い出せた大きなトラブルの一部の例です。
バッテリーが上がりましたー。くらいの小さいトラブルだったらまだあります。
もっと前の、他の現場とかで起きたトラブルだったらまだまだいっぱいあるんですが、キリがないし疲れるのでここで止めておきますが、
なんでこんな事が起こるんですかね?笑
以下、第2章から解説していきます。
中古の軽バンの出回り事情。
『まず先に言っておきますが、全員じゃないです。
もう一度言います。
全員じゃないですよ?』
通販、宅配サービス利用者の急激な増加
近年、軽貨物ドライバーの仕事は急速に増えてます。なんちゃらウィルスの影響で現在(2021年7月時点)ますます増えてきてます。
理由は簡単で、外に出ないで通販や宅配を利用しようという人が急激に、超!超!急激に増えたからです。
代表的なのは、Amazonですね。その流れで爆発的に売り上げが増えてます。
「外出るのもなんか嫌だからいつも買ってる水Amazonで買ってみるか。ん!?ってかAmazonの方が安くない!?しかもすぐ届くし!重たいの運ばなくて良いし!」
「スーパー行くのもなんか嫌だから試しにAmazonのネットスーパーってやつ使ってみるか。ん!?めっちゃ便利じゃん!ってかわざわざ買いに行くくらいならこっちの方が良いや!」
みたいな感じのお客さんがさらに増えたのでしょう。
軽貨物ドライバーの仕事が増えると当然ドライバーが必要になります。
と、同時に当然ながら車も必要になります。
つまり軽バンの需要が急増するわけです。
すると、こう言うことが起きます。
町の車屋さん、運送会社のビジネスの変化
数年前、車屋さん。
お客さん 「すみません、この軽バン買い取りお願いしたいんですけどいくらになりますか?」
車屋 「(流石にこの軽バンは売り物にならないかなぁ〜)すみませんがうちだと廃車になります〜。」
お客さん 「そっか、、分かりました。」
最近の車屋さん。
お客さん 「すみません、この軽バン買取りできますか?」
車屋さん 「(これはちょっと買い取れないなあ〜、、待てよ、最近軽貨物が流行ってるって言ってたな?激安で売るか、軽貨物のレンタルとして使えるかもしれない!)本当は買い取れないんですけど、今回は気持ちということで○万円でどうでしょう?」
お客さん 「本当ですか!?ありがとうございます!」
そうです。
数年前までは廃車になっていた車が今では商品として価値がある物になったのです。
なので、かつて買い取ってもらえなかった軽バンが今では買い取ってもらえるかもしれないと言う事です。
もし廃車に使用しようとしている軽バンを持っている方がいたら諦めないで中古車査定に出してみるのが良いですよ! 査定してみたいと言う方はこちら
「売れたらラッキー。レンタルするなら本当に動かなくなるまでレンタルしよう。
お客さんに車が止まったって言われたら、まぁ見てあげればいっか。(☜これすらしないひどい業者もいます。汗)」
言い方すごい悪いですが、ゴミが金を産む。
ようになったのです。
これは車屋さんだけでなく、運送会社さんも同じで安い車を買い取って、月額レンタルの軽バンとして貸し出しています。
とある運送会社の社長さんは「軽バンは金を産むんです。ウッシッシ。」と言ってました。
もう一度言いますが、全員じゃないですよ?
世の中色んな人がいます。色んな人がいるという事は色んな会社があります。
飲食店ってピンからキリまでありますよね?
それと同じで、当然色んな車屋さんがあります。
本当に真面目で誠実な車屋、運送会社さんもいれば、腹黒い車屋、運送会社さんもいます。
実際に良い車屋さんを私も知っています。
今までゴミだと思っていた物が売れたり、毎月金を産んでくれる。で、需要はある。
「そりゃ稼ぎますよ!!」ってなる人が多い。悲しいけれど仕方ないというのが現状です。
中古の軽バンにおすすめはないのか?
中古の軽バンにおすすめがないということではありません。
1 中古なんだけど新車と中古の間くらいの良いもの。例えば、走行距離1000キロ〜とか、中にはほとんど乗られてないのにすぐ売られてほぼ新車みたいなやつですね。いわゆる掘り出し物ってやつです。(ちなみに軽貨物ドライバーは、色々条件によって変わるんですけど1日少なく考えても70キロくらいは走ります。)
2 新車に近いとは言えないけど、全然問題ないと思われる物。例えば、2年から3年前に作られた軽バンで走行距離もいってて2万キロ以内くらいみたいな物。
3 新古車と言って、新車ではないんだけど走行距離が20キロとかありえないくらい少ない物で、展示品とか試乗用とか車屋さんのなんらかの都合で使われていた物。これも掘り出し物ですね。
これら3つのような中古車だったら購入しても問題ないでしょう。
中古の軽バン選びで失敗しない方法は?
大丈夫な具体的な年式、走行距離。
製造年 2年以内 走行距離 5万キロ
この記事を書く数週間前までは私はこう答えていました。
以下の実体験を見てください。
製造年 2年前 走行距離45000キロ 安さを求めて地方で購入(どこの都道府県かは風評被害になるため内緒)
傷なしピカピカ 90万円で購入。
納車当日、2時間程度走っている最中に急にエンジンが停止し動かなくなる。
これは同じ現場の会社の後輩に起きた事なのですが、正直、私は車が止まりましたと聞いてもそんなに驚かなかったのです。
あぁ、またかと。
でも問題はそのあとの車屋さんの一言です。
「分かりました。ただし、レッカー代はお客様の負担になります。」
オイオイオイ!!!マジかよ!!笑
信じられますか?笑 しかも地方で買ってるからかなりの費用がかかります。
結局、後輩は強めに交渉してレッカー代を払うことは無くなったのですが、こんな事あるんかと、もう失笑すらできませんでしたね。
需要が多い分バンバン何でも売ってやろうという考えが招いた結果ですね。
中古の軽バンの購入で大事な事【何を買うかではなく、どこで買うか】
もう何を買えば良いのか分からなくなりますよね?
目次の3番で買っても大丈夫な軽バンについてあれこれと書きましたが、結局単なる目安でしかないという事がわかります。
ではどうするか。
信頼できる車屋さんで買う。
これに尽きます。
どうやって探すか。方法は2つ。
1 大手の車メーカー公式中古車サイト
2 大手中古車販売会社(ガリバー等)
この2つのどれかから買う。です。
1 大手車メーカーさんはいうまでもなく大手なので信頼度は抜群です。そこの公式の中古車サイトなので、下手な中古車を販売するような事はありません。
値段は多少高くなるかもしれませんが、動かなくなったりしない質の良い軽バンをなるべく安く買えると考えれば決して高い買い物ではありません。例 ダイハツ 中古車 公式 で検索。
2 これも同じです。やはり大手なので下手な中古車を売るような事はほとんどありません、よく分からない車屋さんで買うよりかははるかに安心です。
それでも街にある車屋さんで探したいと言う方もいると思いますが、ほぼ100%見つかる可能性はないです笑。
大体ハズレの軽バンを買ってしまう人って自分で安いものをあちこち探し周って、結局妥協する感じでどんな人が経営している車屋さんなのか知ることのないままその場で買ってしまう事がほとんどです。
ちなみに私の後輩は紹介してもらった車屋さんで中古の軽バンを購入して1ヶ月で故障しました笑。
その事を考えたら誰に紹介されても、もうどこも信用できないと考えた方が楽かもしれません。
まとめ
結局のところ、まともな車屋さんでちゃんとした中古の軽バンを買う事ができたらそれでOKなわけです。
でも、どこの車屋さんがまともでどこの車屋さんがダメなのか判断することが難しいのです。っていうか100%出来ません。
自分で探してここで買うか!なんて決める事はもう、超、超ギャンブルでしかないのです。
だったら、最初から大手の公式中古車販売サイト等で購入した方が信頼できますし、何よりネットで購入手続きができるので時間が超節約できます。この時間の節約がものすごく大事です。
確実におすすめですし、買って失敗した!なんてことにはならないでしょう。
安い中古の軽バンを買おうと決めた人の中でまず考えているのが経費を安く抑えようという事だと思います。
それは確かにその通りです。経費の事を考えるのは当然の事ですから。
特に30万円くらいの激安軽バンを買おうとしている方は特にそう思っているのだと思います。
でもちょっと待ってくださいね。
車ですよ?
って言うか30万のでも130万のでも質は変わらないと言うなら、みんな30万の買いますよね?
大きな物体を動かして道路を走る物です。大袈裟な言い方でもなんでもなく、人の命に関わる物です。
ましてや軽貨物ドライバーです!って言うのは、運転する事が仕事です!って言ってるのと同じな訳です。
つまり、仕事をする上で一番重要な商売道具であって、人の命にも関わるような物を買うと言うことに対して、安く済まそうとケチっている時点で軽貨物ドライバーとして働くことに対する意気込みも意識も低すぎるということです。
っていうかナメすぎですね。
経費をケチるのは超エコ運転してガソリン代でしてください。
最近の車は10年乗って10万キロ乗っても全く問題なく動くと言われています。
でもそれは自家用車の話です。
毎日ガンガン走って、しかもエンジンをかけたり切ったりを1日に何回も繰り返す軽バンが同じ条件とはまぁ〜考えられない事は簡単に想像できます。
10万キロをとっくに超えていていつ作られたか分からないくらい古くて30万くらいの激安の軽バンはやめた方が良いかな?
くらいは簡単に想像できます。
ちなみに私は新車を買いました。最初は月額6万の超オンボロ軽バンをレンタルしていたのですが、軽貨物ドライバーを初めて2ヶ月でレンタルから新車の軽バンを購入して乗り換えました。
乗って3年以上たった今、1度も車両トラブルがありません。おまけに燃費も良い。
ちなみに私は、新車と中古の軽バンどっちがおすすめかと聞かれたら問答無用の即答で新車!
と答えます。
例えば、
走行距離9万キロで90万円。(実際に後輩が買った軽バン)
新車で130万円。
だったら新車買いませんか?
まぁその辺については別の記事で詳しく書きます。
長くなりましたが。最後まで読んでいただきありがとうございました。
では。