置き配って何?
そんな疑問を抱いている方も多いと思います。
文字通り、宅配便で届く荷物を指定した場所に置いてもらうサービスです。家に居ても居なくても荷物を届けてもらえるので、家で荷物が届くまで待つという事が必要なくなりました。
家にいる事がほとんどない方にとっては非常に便利なサービスです。
私自信はどんな荷物も100%置き配にしてもらう超置き配人間です。
クイーンサイズのマットレスですら置き配してもらいました。こんな便利なサービスはありません。
しかし、置き配がサービスとして定着したのは実は最近(2021年頃)の話なのです。
今回は置き配の歴史を踏まえながら簡単に解説していきたいと思います。
置き配とは?2019年にAmazonが日本で大体的に開始。
意外と知られていない事なのですが、実は2019年にAmazonが正式にサービスとして「置き配」を開始していました。
ちなみに、アメリカでは何年も前からとっくに開始しており、むしろ置き配が当たり前で、不在で持ち帰るという事がないそうです。
サービス開始の頃は今ほど置き配をするお客様がいなく、配達に行った荷物の3割以上が不在の荷物として持ち帰られていました。
今じゃ考えられません。
というのも、私自身がサービス開始の頃にたまたまAmazonの現場を担当させてもらっていたからわかるのですが、今現在の7割以上の利用者の方が置き配を利用していませんでした。
置き配指定のある荷物を見つけた時に「よし!」と心の中で正直叫んでいたのを思い出します笑
単純に、
「置いといて盗まれたらどうするんだよ。」という考えで利用しない方から
サービス自体の存在に気付いておらず、
「ヤマトさんにはいつもしてもらってるんだけど、今度から居なかったらここに置いといて良いからねぇ〜」と言ってくださる方もいて、
「実は置き配サービスというのがあって、サイトで設定出来るんですよ〜」
なんて説明をしながら周っていたのを思い出します。懐かしいですね。
それが今からたった2年前の話です。(2021年時点)
徐々に徐々に、置き配サービスの名が広がって、1年くらいたった時にようやく知られるようになったと記憶しています。
それでも今ほど広まってはいなく、2割くらいの荷物を持ち帰っていたと思います。
それが2020年に入って一気に置き配指定が増えました。
あのウィルスの影響です。
人と接触しないようにしようという考えで置き配にする方が急激に増え、2021年現在も8割以上の方が置き配サービスを利用して配達の荷物の1割も持ち帰る事はなくなりました。
現場にいる人間からするとものすごい変化です。
だって、今では置き配設定されていない荷物を持ち帰っただけで、逆ギレする方がいるくらいですから笑
接触したくないから置き配サービスを利用するようになったのも理由の一つだと思いますが、それはきっかけにすぎず、単純に思ったより置き配サービスが便利だったので利用しているという方がほとんどだと私は思います。
ついに置き配を解禁。ヤマト、佐川、郵便局
本当につい最近まで(2020年頭頃まで)、ヤマトも佐川も郵便局も置き配は禁止でした。
郵便局に関しては、書類を提出してきちんと契約と言う形で申請すれば置き配オッケーみたいな制度を設けておりましたが、ほとんどの方が利用しておらず、実質的には禁止みたいなものです。
意外ですが、 Amazonの影響でもっと前から置き配があったように思えますが、正式に置き配をサービスとして開始したのはここ最近です。
間違いなくコロナの影響で接触しない受け取りを希望するように人々がなった事。
通販で注文する方がさらに増えた事により、このまま置き配禁止なんか言ってたらやってられないと言う事で、置き配サービス開始に踏み切ったのだと思います。
配達側の人間からすると、もし今になっても「置き配なんかしない!」と言う大手宅配業者があったらはっきり言って終わってる会社だなと思います。
例えば、ヤマト運輸の場合は、 AmazonやZOZOTOWNなどのヤマトが決めた大手通販会社の荷物に限り置き配対象とする。等のルールを決めてます。
お客さんが望めば、対象の荷物以外も置き配は出来ます。
要するに、お客さんの要望に合わせてかなり柔軟な対応をするようになったと言う事ですね。
って言うよりそうせざるを得なくなったのでしょう。
どんな荷物も簡単に置き配をしてもらう方法についてはこちらの記事をご覧ください→こちら
ちょっと前までは、置いといてと言っても置いてくれなかったり。
張り紙で置き配希望を伝えても配達員から電話がかかってきて出れなかったら持ち帰られてしまったり。
みたいな事があってかなり面倒な事が多かったのですが、今ではだいぶ楽になったと私は思います。
銀のさらまで置き配を実施!
ついに宅配業者だけでなく、飲食の宅配業者である銀のさらまでもが置き配サービスを実施し始めました。もちろん、銀のさらだけでなく、Uber Eats(ウーバーイーツ)やドミノピザなども希望者には置き配を実施しております。
私自信、配達をしていて、「最近やけにお寿司が置いてあるな」と思ったらそう言うことだったのですね。
こんな世の中みなさん、想像してましたか??
私は想像しておりません。
今になってみれば、シンプルなサービスだと思うかもしれませんが、最近まで誰も想像していなかったと思います。
2年前までは誰も想像していなかったのです。
食品を地面(箱は用意しますが)に置くなんて考えられない。とほとんどの方が思うでしょうが、意外と実行されると大した事はなくむしろこっちの方が楽で良いなと思うことに気付かされます。
スムーズに受け取ると言う観点で言えば、現金の受け渡し等がない場合は「ここに置いときますねぇ〜置いたら連絡します〜」くらいで良いと言えば良いのかなと思います。
その間にちょっと外出してても特に問題はないです。
良いか悪いか別として、コロナが一気に気付かせてくれた。
そんなことだと思います。
まとめ
大分流行っているとは言え、置き配は嫌だと言う方もいると思います。
そう言う方は、置き配をしない方が良いでしょう。
ただし、大事な事はいつどういう時代になるかわからないと言うことです。
もしかしら、コロナが終息したとは言え、置き配が当たり前と言う時代が来るかもしれません。
それこそ、いつかドローン宅配になるとか言われている時代ですから、ドローンが当たり前になったらもう置き配以外選択肢はないわけです。
今、この記事を書いている時点ではまだ、おきはいと打って「置き配」と変換されなくてイライラするのですが笑、そのうちすぐに変換されるようになるでしょう。
頑なに拒否するのではなく頭のどこかには入れておいて、いつでも時代の流れに対応できるように準備しておく事は大切なことだと思います。