皆さんもどこかで聞いた事があるかもしれない
再配達有料制の話。
現役の配達員の私が暴露します。
ふざけた制度だな。
そんなことをしてまで売り上げ伸ばしたいのか?
というような感想を持つ方もいるかもしれません。
しかしこの話はすでに5年以上前に某大手宅配業者が一度実行しようとしたことなのです。
結局のところその話は一旦流れましたがこの時代になって、もうやらざるをえなくなったきた。
一言で言えばもうとっくに時代は変わっている
そういうことです。
以下、解説します。

何故、再配達が有料になるのか。再配達サービスが有料急に昇格。

ちょっと前と比べて荷物の量は3倍になりました。
エリアによってはもっと増えてます。
荷物が増えた理由はただ1つ、通販の影響です。
ずばりアマゾンですね。
それはそうです。だってトイレットペーパー1つアマゾンでみんなうようになりましたから。
一分歩けば買いに行けるようなものを、アマゾンで家でポチっと買う時代になりました。
そんなことをしていたらそれは荷物が増えるのは当たり前です笑。
ちょっと前までは、Amazonの荷物はヤマト運輸が配達していました。でも、荷物は3倍以上になってます。当然、ヤマト運輸だけではまわせず大パンクです。
なので、Amazonが独自に自社で配達をやるようになりました。
それが、最近お騒がせのアマゾンフレックスやデリバリープロバイダです。
そういう流れです。で、今はデリバリープロバイダも大パンク状態です。
そして荷物が増えたと言う事は、当然ドライバーの負担がかかります。新規の荷物だけで精一杯で、1日が終わってしまいます。本当に終わります。
そんな状況で、何回も同じお客さんの荷物の再配達をすると言う事は、相当な負担になるのです。
これは配達の仕事を経験したことのある人じゃなければわからないと思います。
みなさん、結構再配達に関して軽く見ていると思います。
同じとこにもう一度行くだけでしょ?
と思うだけかもしれません。実際に私も配達の仕事をする前は、そこまでひどくは考えていませんでしたが、再配達をお願いすることに対してそんなに罪悪感を感じていませんでした。
日中の荷物で不在の荷物のうち、20個の本日中の再配達があったとします。
午後の新規の荷物は100個です。
合計120個の配達です。
要するに、単純に上乗せで荷物が増えるのです。ただでさえ荷物が増えてきたのに、しかも無料で。
で、居ない。笑
最近の1番頭を抱えた事例です。
19−21の再配達。
1910分に到着。居ない。電話をかけると、
「出かけちゃったので、ポストに入りませんか?」
10分で出かけた?何を考えてるんでしょうか?笑
こういうお客さんが多くいます。
これ、飲食店で例えると、注文した料理を提供される直前でキャンセルするようなものです。
これを何回もされたら。こういうことをするお客さんが多く居たら。
何も対策しないわけないですよね?
だから対策しよう!
再配達を有料にしよう。
そうすれば、いい加減に再配達をする人がいなくなるだろう。
そういう流れです。
決して、再配達でお金を儲けようということではありません。極端な話、1円も入って来なくて良いくらいでしょう。目的はただ一つ、
ちゃんと受け取るようにしてもらうようにすること。
そんなに大変なの?とまだ思う方いるかもしれませんが、本当に大変です。
のんびり再配達に行って、お礼に麦茶をもらう。
そんな時代はとっくに終わってます。
ここまで忙しくなったら、再配達のサービスはもはや有料級の時代です。
再配達有料制にして、代金はドライバーに支給しようとなったとしても、要りません。
それよりも、1回で配達したいし、さっさと帰りたい。それがドライバーの本音です。

予想。再配達有料制の具体的な仕組み。

再配達1回目でいきなり有料になることはありません。

流石にそんなひどいことはしません。

推測になりますが、

3回目の再配達で受け取れなかったら有料になる。

3回目で不在だった場合は、お金を払ってまた再配達か、置き配にして受け取るかを選択する

こういう仕組みになるのではないかと思われます。

もしかしたら、2回目から有料になるかもしれませんし、4回目で不在だったら強制的に置き配になるかもしれません。

まさに、Amazonは置き配を推奨しているので、置き配強制になるかもしれません。

どうなるかは分かりません。

いずれにしても、スムーズに受け取る方法を今のうちに考えておくほうが良いでしょう。

繰り返しになりますが、儲けようという目的ではなく再配達を減らす目的で作られてます。

効率よく、受け取れるお客になる事が大事です。

再配達有料制はいくら?

いくらでしょうか?笑

これは分かりません。でも、いくらでも良いんじゃないんでしょうか。

いくらだからどうとかではなく、なるべく1回で受け取るようにする事が大事です。

もちろん、1000円とか2000円とか高くすれば高くするほど効果は高くなりますが、流石にそこまではしないと思うので、

200円から300円くらいと勝手に予想してます。

仮に、50円だとしてもこんなことに1円も払う価値はありません。

置き配を検討するなり、宅配ボックスを用意するなり今のうちに考えておきましょう。

再配達有料制はいつから?

明日かもしれません。

冗談ですが、すでに5年以上前に再配達有料制の話は出ています。

いつ始まるか分かりません。

大手宅配業者のうちどこかが有料制を導入した瞬間、一斉に他の宅配業者も始めて一気に再配達有料制の時代がきます。

ビニール袋有料化がいつの間にか始まって、当たり前になったのと同じです。

始まった途端のクレームは大いに想像できます。

クレーム集
  • 居たのに不在票だけ入れられた。
  • インターホン聞こえなかった。
  • インターホン押してすぐ切られた。
  • 今帰ってきたから来て欲しい。
  • 置き配にしたはずだから置きに来て。
  • 娘の誕生日のものだから来て欲しい。

こういうことを言って無理やり再配達させるお客さんが出てくることでしょう。

今後は、不在だった場合は、インターホンを押している証拠をドライバーに動画で撮影させるように義務づけられるようになるでしょう。

すでに一部の優秀なドライバーは実行してます。

楽天ではすでにお伺いした証拠の写真を撮るようにしていました。

上記の例は、すでに現時点で実際にいるお客さんの例です。

娘の誕生日だからと言われて、独身寮に配達にいったことあります。

有料制どうのこうのという前に、こういう恥ずかしいことはやめましょう笑

こんなことする前に、今のうちにスムーズに受け取れるお客さんになりましょう。

再配達有料制を阻止する方法。

  • 必ず指定した時間に在宅するようにする。
  • 居なかったら潔く置き配にする。

これをみなさんが徹底すれば、再配達有料制を阻止できます。

どの宅配会社も配達完了率は見ています。

明日から、急に配達完了率が100%になって、ずっとその状態が続いているような状態になったら、「有料にしなくてもいっか。」となるはずです。

ですが、こんなことはありませので、各自みなさんでスムーズに受け取れるお客さんになる準備をした方が良いでしょう。

関連記事:【ドライバー目線で解説】ヤマトは置き配が出来ない!?

関連記事:置き配の張り紙をテンプレートしてスムーズに荷物を受け取ろう!

再配達有料制に向けて考え方を変える。

  • 宅配ボックスの利用登録料をケチってる方。
  • 宅配ボックスを購入する事をケチってる方。
  • 指定時間のうち1時間も在宅できないのに再配達をかける方。
  • 置き配を絶対拒否する方。
こういう方は何回も再配達をする傾向にあります。
でも、有料だったらこんなことをしないはずです。
言い方が悪いですが、こういう方は、宅配に限らず無料なものは何も考えずにとことん利用するタイプだと思います。
再配達有料制になったら切り替えますよ。という方もいるかもしれませんが、おそらくほとんどの方が、自分のやり方を曲げずに強引に受け取る方法を考える事でしょう。
でも、そんなことに時間を費やす必要はありますか?
何回も再配達をする時間もったいなくないですか?
1回で受け取れる仕組みを考えた方が楽じゃないですか?
色んな理由があるとは思いますが、再配達の手数料を払うより、宅配ボックスの利用登録をして、スムーズに受け取った方が良くないですか?
一度置き配にしてみたらどうでしょうか?
オートロックでも、受け取れる方法はあります。
そんな難しく考えることではありません。
いつくるかわからない再配達有料制に備えて、今のうちに考え方を見直すのが良いでしょう。